みなさんはカルマというのを信じるでしょうか?
日本はわりと輪廻転生の概念が浸透しているのでカルマというのは少し納得ができるかもしれません。
何か悪いことがあったりすると、因縁のせいだという風に解釈したりする人もいますよね。
カルマと因縁は似たような物。
カルマとは自業自得や因縁、業、宿命、報いなどの意味合いを持ちます。
ようは、自身の行為の結果として蓄積される「宿命」
カルマを信じる人にちょっとおもしろい話を紹介します。
Dick Sutphen& Lauren Leigh Taylor 共同著書の「過去世セラピーの実際」より。
彼らの経験上、カルマは5つのカテゴリーに分類しているそうです。
1 バランスのカルマ
「バランスのカルマはもっとも単純な因果関係。」
「ある男性が生まれつき盲目なのは、過去世で兵士だった時、故意に他の人間の目をつぶしたことがあったからだった。」
「ある女性に子どもができないのは、過去世で子どもを捨てたからだった。」
「ある男性の偏頭痛は過去世で嫉妬にかられ、誰かの頭を殴って殺したのが原因だった。」
などなど、過去世で自分のおこした悪い行いが今世に背負うべき業のように働いていると解釈できます。
2 肉体的なカルマ
「ある人生で肉体を濫用すると、それに相当する悩みを後の転生にもたらす。」
「ある女性は生まれつき肺に問題があったが、これは過去世で煙草を吸い過ぎ、肺がんで死んだ結果だった。」
「ある男性は生まれつき足に大きなあざがあり、これは過去世で受けたヒドイ火傷を持ち越してきていた。」
どうもその存在が、早く生まれ変わることを選ぶほど、肉体的なものを持ち越しやすいんだそうです。
魂レベルでの浄化や癒しが完全に行われないと持ち越しやすいんでしょうかね。
3 偽の怖れのカルマ
「過去世で深く傷つけられた出来事によって、現在の人生の状況には不適切な怖れが生まれる。」
「ある女性は極度の肥満に悩んでいたが、過去世では美しい女性で,処刑されていた。」
次の人生ではまた同じようなことが起こらないようにと、肥満という防御策を自分に課していたんだと思われます。
4 偽の罪悪感のカルマ
「人は過去世の悲惨な出来事について、どこからみても自分に責任がないにもかかわらず、責任を引き受けてしまうことがある。」
「ある男性はポリオにかかり片足が麻痺していたが、その原因は過去世で車を運転していて事故にあい、巻き添えで一人の子どもが不具になったことだった。
彼には過失がなかったが、自分を責めカルマ的方法を使って自分への許しを求めようとしていた。」
5 発達した能力、意識のカルマ
「能力や意識は多くの転生を通して発達する。」
「あるローマ人の男性が音楽に興味をもち、能力を伸ばし始めた。その後6回の転生にわたって彼は少しずつ力をつけ、今ではプロの音楽家として成功している」
前世で得意だったことを今世でまたおこなうと、それは才能として現れるようです。
まったくやったことのない不得意な能力も、一生かけて習得すると次の人生では子どものうちに才能が開花するかもしれないということです。
カルマがわかると悩みがなくなるかもしれない
ある高所恐怖症の方がいました。
彼は高いところが怖くて飛行機も乗れなかったんだそう。
それを悩んで過去世になにかきっかけがあるかもしれないと過去世セラピーをした結果、彼は過去世で飛行機を操縦していたのを見たそうです。
しかもただの飛行機ではなく軍の飛行機で、適地に爆弾やミサイルをどんどんと打ち込む役割をしていたのだそう。
彼は数多くの命を奪った自責の念から、今世でそれを思わせる空の上に行くということを拒否していたんでしょうね。
そこで過去の事は過去で今とは全く関係ないこと、そしてそれを癒したことで高所恐怖症がなくなったそうです。
他にもなぜか火が怖かった女性がいました。
過去世セラピーをすると彼女は過去世で火事が原因で亡くなっていましたのが判明しました。
過去の恐怖が潜在意識に残っていたんでしょうね。
このように、なぜだかわからないけど恐怖を感じるものがある、などは過去世から受け継いだものがあるかもしれません。
この世は公平?不公平?
この世はまったくもって不公平だと思いませんか?
産まれながらに大金持ちだったり、美人に産まれたおかげで一生何不自由ない暮らしができたり、好きなものが何でも買える、食べたいものが何でも食べられる豊かな国に産まれる方がいる一方
その日食べるものに困る生活。村の人達全員が骨と皮で生きるのもやっと。戦争の真っただ中に産まれて、その日生きているのも奇跡な状況だったり。
そんな対極な方々がいるのも事実。
なぜこんな世界なんでしょう?なぜこんなに不平等なの?
と、ずっとずっと考えていました。
でもこのカルマの法則を知ってからは、自分の中で少なからず納得できています。
もちろんカルマだけではなく、輪廻転生や様々なスピリチュアルの概念が基にあるからですが。
魂は永遠に進化向上するもの。
何度も何度も輪廻転生を繰り返して、より良い魂へと成長するために地球に来ていろんなことを学んでいる。
実は地球って、魂レベルの学びの場では幼稚園なんですって(笑)
だからまだまだ善悪の入り混じったいろんな学びができるんだそうです。
そしてこの地球に先生として来て下さった方々も今まで多くいるそう。
キリストや仏陀、ダライラマやガンジーなどなど、各国の歴史に名を残す方々は先生として私たちにいろいろ教えるために来てくれたんだそうです。
そう考えるとこの地球にいること、そして今私たちが経験していること、みな興味深いですしポジティブに考えることができますよね。
事の真相は誰にもわかりません。
でも、私には魂は輪廻転生してより良い魂になるために地球に来てお勉強している。
この考え方がとっても好きだし一番納得のいくものです。
そうじゃないと、野放しになってる悪人たちはいったいどうやって罰せられるんでしょうか?
もしも一回きりの転生なら不公平な状況に産まれなければならない子どもたちがなぜいるの?
など様々な納得できない状況が消化できませんので(笑)
カルマのお話、どうだったでしょうか?
少しでもカルマの存在を知ると、自分の人生にポジティブに向かうこともできますし、なんでもかんでも運のせいではなく、自己責任で人生の責任をとろうと思えるんではないかなと思います。
今日も読んでいただきありがとうございました。
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