コロイダルシルバー、日本語では銀コロイドっていうもの聞いたことありますか?
あまりないですよね。
私はアメリカに来て、自然派志向に興味を持ちだした頃に知りました。
なんでも自然界の強力な抗生物質だそうで、今みなに知られている抗生物質ができる前までは常時使われていたそうです。
今回はそんなコロイダルシルバーの魅力とマイナス点について。
コロイダルシルバー・銀コロイドとは
コロイドとは
コロイダルシルバー、日本語では銀コロイドというんだそうです。
そこでコロイドって何だろうと思うんですが、
「コロイド(膠質(こうしつ)、英: colloid)またはコロイド分散体(英: colloidal dispersion)は、一方が微小な液滴あるいは微粒子を形成し(分散相)、他方に分散した1組の相から構成された物質状態である」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

??なんだか難しくて良くわからないにゃ~
要するに「2種類の物質が混じる際に一方が直径1~100nm程度の大きさの粒子となって、もう片方に均一に混じる状態」のことを指すんだそう。
塩や砂糖は粒がありますが、水に入れると溶けて見えなくなりますよね。そういう状態のことを言うんだそうです。

塩水、砂糖水、牛乳なども化学的に言うとコロイド溶液なんだって。.
液体どころかチーズ、ヨーグルトや豆腐などの食品や化粧品、燃料、
驚くことに自然現象では、雲、霧もコロイドなんだとか。
要するに世の中に存在している数々のものがコロイドであり、そうじゃないものの方が少ないそうなんですね。
銀について

銀は大昔から一般家庭において除菌や抗菌、脱臭などの目的で使用されてきました。
デオドラントをなどの防臭グッズには銀イオンが含まれているものも多くあります。
銀の様々な使用例や特徴を挙げてみますと
- 冷蔵庫が発明される前は牛乳を長持ちさせるために銀のコインなどを牛乳に落としていた。現在では蓋に銀を元にした殺生物剤を使い、微生物の細胞壁を破壊することによって牛乳を細菌から守り保存している。
- 酸化銀電池という電池も幅広く使われており、多少効果ではあるけれど普通の電池よりも40%寿命が長く軽くて小さいのが特徴。
- 車のエンジンにも使われており、銀の耐性温度が高いことから、摩擦を減らし、エンジンパフォーマンスを高め寿命を永らえる。
- ステンドグラス
- 3Dプリンター
- 抗菌性の実験室用コート。銀を元にした化学物が埋め込まれており、それを着ることで医師や医療スタッフを微生物感染から守ることができる。
- 禁煙グッズ
- 銀イオンの浄水器
- 洗濯用洗剤
- 写真のフィルム
- ソーラーパネル
- 食べ物の装飾
などなど、本当に様々なものに使われているそうです。

銀って日常に欠かせないんだにゃ~
銀についての不安

ある程度知識のある方だったら、
銀などは重金属ではないか?重金属を身体に入れたら溜まってしまい良くないのではないか?
などの不安があると思います。
でも銀は重金属ではなく遷移金属なんだそう。
米国環境保護庁によると身体に入った悪いウィルスや菌などには非常に毒性を発揮する一方、人体には全く無害だそうです。
ただネブライザーなどで銀を肺に吸入した場合、肺の繊維に銀が蓄積されてまう可能性があり、一度蓄積されると除去ができないことから慎重にしなければならないとの声も。
とりあえず銀の使用の際はきちんと自分で調べ、納得した上で短期間、少量がいいかもですね。
銀コロイド(コロイダルシルバー)とは
「銀コロイド溶液は,銀を電気分解して精製される無色透明の溶液であり,銀イオンよりも安定した状態で殺菌力をもつことで注目されている.また,銀コロイドは,特殊イオン交換体の相乗作用により殺菌,抗菌,脱臭の効果が増強することが報告され,食品の消毒や医療分野への転用が期待されている」
とあります。

私のように難しいことが苦手な方々は銀が含まれている液体との認識でいいのかなと(笑)
欧米では自宅でコロイダルシルバーを作る方々も多く、コロイダルシルバーキットなども入手できます。
Facebookでもそんな熱いシルバーファンのグループページがあり、そこでいろんな情報をシェアしています。
コロイダルシルバーがどんなものかなんとなくわかった所で、魅力や効能が気になりますよね。
コロイダルシルバーの魅力・効能

1.抗バクテリア&抗菌性
コロイダルシルバーの素晴らしい点は、薬の抗生物質と違って微生物に耐性や免疫を付けさせないんです。ということは抗生物質が効かなくなった耐性菌に対して有効だということですね。
1980年代にアメリカで行われた実験では、少量の銀で650種類以上もの病原菌を一瞬で殺したそうです。

驚きですね~!!
2.やけど・傷などの消毒、ケア、外用に
自然派の皆様はやけどにはラベンダーの精油を使ったこともあるかと思いますが、このコロイダルシルバーも応急処置として使えます。
切り傷ややけどなどにつけると治りが早くなり、乾癬やアトピーのような皮膚疾患にも効果があるとされています。
2012年の研究ではコロイダルシルバー肌や組織の損傷など(やけどや歯周病など)の治癒を促進するだろうとの発表がありました。

虫歯に効果があるのかはわかりませんが口の中の菌を殺してくれるので、よくシルバーでうがいや歯磨きをしています
3.目や耳の炎症
こちらは私も経験済みなのですが、目の炎症や耳の炎症に使用したところかなり早いスピードで効果を実感できました。
中耳炎の時にコロイダルシルバーを2~3滴ほど耳の中にたらし、そのまま痛い方の耳を上に向けたまま休んでいるとだいたい2~3時間、夜の場合は朝起きたら痛くなくなっています。

うちの子が小さい時に2回中耳炎になったっぽかったのですが、どちらもシルバーにより2~3時間で症状がなくなったんです
あと以前眼球の横に水ぼうそうができてしまったのですが、その時もコロイダルシルバーをちょこちょこと点眼していたら結構早くになくなりました。

さすがに眼球の横にできた時は気が気じゃありませんでした
後私は犬や猫の炎症にもほとんどコロイダルシルバーを使っているのですが、毎回素早い効果を実感できています。

病院しらずだにゃ
4.抗ウィルス性
コロイダルシルバーは抗ウィルス効果もあります。
帯状疱疹、イボや肺炎、ヘルペスなどにも抗ウィルスの特性を発揮します。
C型肝炎にもコロイダルシルバーが効いたとの数多くの事例があるようです。
5.抗炎症性
コロイダルシルバーは腫れを抑え、治癒を早めて細胞の回復を底上げします。
6.副鼻腔炎
去年発表された研究では、コロイダル・シルバーが副鼻腔炎を治療するのに効果があるとされました。
私自身も鼻のスプレーボトルを買ってコロイダルシルバーを中に入れて必要な時に使っています。
7.肺炎や気管支炎
肺炎や気管支炎も細菌性のものやウィルス性のものまでありますが、コロイダルシルバーの良いところはすべての病原菌に効果があるところです。
ネブライザーなどで肺に吸い込ませることで、銀は肺の中で気管支炎や肺炎を起こしている菌に直接アタックできます。
ただあくまでネブライザーでコロイダルシルバーの吸入は自己責任で。
コロイダルシルバーの副作用

さて、こんな素晴らしい天然の抗生物質ですが副作用もあると報告されています。
銀皮症という皮膚全体が青くなってしまうという症状です。

肌が青くなっちゃうなんて・・一昔前でいうブルーマンみたいなイメージですかね
これについては真正コロイダルシルバーではなく、他の安い商品(イオン・シルバーやシルバープロテイン)の使用によって起こってるともありますし、
また銀皮症になってしまった方々は、自分で作っていたコロイダルシルバーを毎日水代わりに1~2リットルもがぶ飲みしていたとも。
傷などの外用には特に何の問題もなく使えるでしょうが、内服するのなら長期間は使用し続けないことや、用法容量を守った使い方をしていきたいですね。
コロイダルシルバーの使用例
- 肌に直接スプレー
- 点眼機で目に1,2滴
- 耳の中に1,2滴
- 傷の消毒などにもスプレー
- 歯磨き粉の代わりに(口に含み歯磨きする)
- 口の消臭にマウスウォッシュとして
- 膣内にスプレー
- 鼻にスプレー
- わきの下にスプレー
- 手指の殺菌
などなど様々な用途に使えます。
他にもFacebookのグループで膀胱炎に良くなる人達用のがあるのですが、
そこでセックスをした後にコロイダルシルバーをコットンなどにしみ込ませて膣内に入れると膀胱炎になりにくい
とありました。
膀胱炎予防にもいいそうです。
そしてハンドサニタイザーなどに抵抗ある方はコロイダルシルバーを常時スプレーボトルに入れて持ち歩いてみてはいかがでしょうか。
3種類のコロイダルシルバー
「コロイダル・シルバー」として売られている商品には、基本的に以下の三種類があります。
1. Atomic Silver (Colloidal)真正コロイダルシルバー
真正のコロイダルシルバーは99.999%のシルバー粒子でできており、クオリティの一番高い製品です。また銀皮症へのリスクも一番低いとされています。
純粋な真正コロイダルシルバーは身体の中に入った悪い細菌などを殺してくれることが示されています。
2. Ionic Silver イオン化シルバー
基本的に銀成分が銀イオンで構成されていて、コロイダルシルバーとして売られているけれど厳密には真正コロイダルシルバーではありません。効果も真正コロイダルシルバーほどありません。
3. Hydrosol Silver ハイドロゾルシルバー
だいたい96%程度の銀粒子を含んでいて、真正よりも劣るけれどそれに近い効果があります。こちらのシルバーは銀皮症のリスクが高くなるそうです。
また市場に出回っているこちらのシルバーも塩やプロテインなども添加しておらず、純粋だという面では安心できそうです。
注意点
どのようなシルバーを選ぶにしろ、原材料で塩やプロテインなどの余計なものが入ってないものを選びましょう。

このような混ざり物はシルバーの効果が現れにくくなるなる可能性があります。
市場のコロイダルシルバー
Sovereign Silver
まずアメリカでコロイダルシルバーのFacebookページでかなりの方からのおススメされており、普通にスーパーのサプリコーナーでも見かけるのがこちらのブランド。
水のような感じで味もなく目に点眼した時も何の違和感もありませんでした。
アメリカ版では大容量ボトルがあるため自分でいろんなボトルに詰め変えて使えます。
Sovereign Silver 10 ppm, 64 fl oz
頻繁に殺菌したり日常的にマウスウォッシュ代わりになどなど使いたい場合はお得です。
小さいボトルでまずはお試しも
Innovative Natural Products Colloidal Silver Super

こちらは真正コロイダルシルバーで、少し高価だけれど超強力。
ある程度コロイダルシルバーの使用になれている方用。市場で最も強力なため初心者には不向き。
でも効果を最も感じられたい方にはお勧めの一品です。
イノベイティブ ナチュラル コロイダルシルバー 1100ppm 59mlアメリカの場合↓
Colloidal Silver 1100 PPM (4 oz)Source Naturals Ultra Colloidal Silver

こちらのシルバーは琥珀色。そしてブランドはサプリ分野で老舗です。
アメリカはこちら↓
Source Naturals Wellness Colloidal Silver 30 ppmPPMの意味
ちなみにPPMですが、パーツ・パー・ミリオンの略で、ウィキペディアによると
「ppm(パーツ・パー・ミリオン)や百万分率(ひゃくまんぶんりつ)は、100万分のいくらであるかという割合を示すparts-per表記による単位。「parts per million」の頭文字をとったもので、100万分の1の意。1ppm = 0.0001% であり 10,000ppm = 1% である。」
ということです。
シルバーに記載されているPPM(parts per million/パーツ・パー・ミリオン)は一回分に含まれるシルバー粒子の数に相当します。
50~2000 PPMなどの数値は強さを表していて、たとえば 500 PPMの小さじ1杯分は10 PPMの製品の小さじ50杯分に相当します。

つまり数字が大きければ大きいほど効果もものすごいということでしょうね

用法・用量を守らないとにゃ
ペットにも

こんな素晴らしいシルバーなんですが、人間はもちろん大事なペットにも使用できます。
私は犬、猫のどちらにも使っています。
たれ耳のわんこの場合は耳の消毒が欠かせないですが、シルバーをスプレーしてコットンなどで消毒できますし、目の炎症にもスポイトなどでたらしてあげます。

目にスプレーされたときはビックリしたにゃ!
スポイトでたらしたり、コットンに含ませたので拭いてもらう方がましだにゃ~
また口の中の炎症などがあった場合はシルバーをえさに混ぜて食べさせるとたいてい2~3日で炎症が収まります。
猫は結構膀胱炎になりやすいのですが、その対処法としてもシルバーが活躍しています。
人間用でもペット用でもシルバーはいろんな用途や効果がありすぎて書ききれないほど。
うちの事情ですが、中耳炎や目の炎症などいろんな部分で抗生物質が必要とされるような場合、今までほとんどシルバーで乗り切っています。
うちの猫の顎がパンパンに腫れて食べ物が食べれなくなった時があったのですが、すぐにスポイトでシルバーを口の中に入れていれて対処。一日に何度も繰り返したところ次の日には小さくなり2~3日で普通に戻りました。

あれは本当に辛かったぞ
本当にシルバーに感謝してます。
※病院に行かないことを勧めているわけではありません。必ず自身の責任で必要な時は病院に行きましょう。
ということでいかがでしたでしょうか?
ペットやお子様をお持ちの皆様も、そうでない皆様も、家庭にも常備薬としてシルバーを置いておいてはいかがでしょう?
きっと応急処置が必要な場合に役立つでしょう。
健康飲料コンブチャについても☑
今日も読んでいただきありがとうございました。
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